ハイニッケルBAD
(ニッケルめっき光沢剤)
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主な用途
バレルめっき用 標準外観タイプ
特徴
- 光沢、レベリングが優れ、深みのある光沢が短時間で得られます。
- つきまわりが良好で、品物のくぼみにも充分な光沢を与えます。
- 光沢剤の分解が少ないので、使用量もわずかで済み、経済的です。
- メッキ皮膜が柔軟性に富み、良質のメッキが得られます。
特性
【浴組成】
使用範囲 | 標準 | |
---|---|---|
塩化ニッケル | 35~50g/ℓ | 45g/ℓ |
硫酸ニッケル | 180~250g/ℓ | 220g/ℓ |
硼酸 | 30~50g/ℓ | 40g/ℓ |
BAD-1 | 10~30ml/ℓ | 20ml/ℓ |
BAD-5 | 0.03~0.1ml/ℓ | 0.05ml/ℓ |
【作業条件】
作業範囲 | 標準 | |
---|---|---|
pH※ | 4.2~5.2 | 4.6 |
浴温 | 40~60℃ | 45℃ |
沪過 | 連続沪過 | 連続沪過 |
陰極電流密度 | 0.5~4A/d㎡ | 2A/d㎡ |
陽極電流密度 | 0.5~3A/d㎡ | 2A/d㎡ |
※亜鉛ダイカスト、真鍮素地の場合は、pH5.2附近で作業を行って下さい。
【光沢剤の補給】
- 補給量は、くみ出し量、要求される光沢度によって異なりますが、大体下記の量を目安にして下さい。
1000AH当たりの標準補給量 BAD-1 250~400ml BAD-5 100~150ml
- 添加方法は、一度に補給するより数回に分け、少量ずつ添加する方が効果的です。光沢剤が均一にまざる様、メッキ液で4~5倍に稀釈して浴中へまんべんなく添加して下さい。
【管理方法】
現象 | |
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BAD-1不足 | つきまわりが悪くなる |
BAD-1過剰 | 特に影響なし |
BAD-5不足 | 光沢・レベリングが落ち、メッキが白っぽくなる |
BAD-5過剰 | 光沢は良くなるが、つきまわりが落ち黒味を帯びる |
【その他】
切換え方法有機計光沢剤よりBAD-1.BAD-5に切換える場合は、溶解、或いは活性炭(1g/ℓ)処理により容易に切換え可能です。光沢剤としてカドミウムを使用されている場合には、弱電解等の処置により、カドミウムを除去した後、BAD-1.BAD-5を添加する事により切換えられますが、この場合には弊社技術部まで御連絡下さい。
メッキ後、後処理の不備等により変色、発錆の問題の生ずる場合には弊社製品防錆剤Sの使用により上記問題の解消が出来ます。
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