ハイニッケル AD
(ニッケルめっき光沢剤)
※動作推奨ブラウザ Microsoft Edge
主な用途
ラックめっき用 標準外観タイプ
特徴
AD-1. AD-2 は長年の研究、経験にもとづき弊社が開発致しました新しいタイプのニッケルメッキ用光沢剤であります。従来のブチンースルホン酸系光沢剤では得ることの難かしかった多くの利点を兼ね備えており、作業能率・品質向上に素晴らしい効果を発揮します。
- 均ー電着性が良く、特に低電流密度での光沢、レペリングが優れている。
- つきまわりが良好で、複雑な形状の品物にも充分な光沢を与る。
- 展延性の良いメッキが得られ、メッキ後の加工も容易に行える。
- 光沢範囲が広く、高電流密度で作業が可能。
- 金属不純物(銅、亜鉛)に対する影響が少なく、真鍮、亜鉛、ダイキャスト上のメッキに最適。
- クロムに対するつきまわりに優れている。
- 高温での使用が可能であり、クローズドシステムに適している。
特性
【浴組成及び作業条件】
使用範囲 | 標準 | |
---|---|---|
塩化ニッケル | 40 ~ 609g/ℓ | 50g/ℓ |
硫酸ニッケル | 250 -350g/ℓ | 280g/ℓ |
硼酸 | 30 ~ 50g/ℓ | 40g/ℓ |
A D -1 | 10~ 30&㎖/ℓ | 20㎖/ℓ |
A D -2 | 0. 5 ~ 2㎖/ℓ | 1㎖/ℓ |
【作業条件】
作業範囲 | 標準 | |
---|---|---|
ペーハー | 4. 0 ~ 5. 0 | 4.2 |
浴温 | 45~70℃ | 55℃ |
攪拌 | 空気攪拌 | 空気攪拌 |
沪過 | 連続沪過 | 連続沪過 |
陰極電流密度 | 0.5-12A/d㎡ | 6A/d㎡ |
陽極電流密度 | 0.5-3A/d㎡ | 2A/d㎡ |
【 光沢剤の補給と管理】
- AD-1 、AD- 2 の標準消費量は、下記表の通りですが、くみ出し、要求される光沢度、電流密度等により多少異なります。
- 平常時の光沢剤の補給は、作業時間X 電流(AH) から算出して補給して下さい。
ADー1 | 150㎖ |
ADー2 | 150㎖ |
【 不純物(銅、亜鉛)に対するハルセル外観テスト結果】
- 銅不純物
- 亜鉛不純物
【試験条件】
塩化ニッケル 50g/ℓ
硫酸ニッケル 280g/ℓ
硼 酸 40g/ℓ
A D ー 1 20㎎/ℓ
A D ー 1 1㎎/ℓ
温 度 55℃
温 度 4.2
攪 拌 空気攪拌
総電流 2A
時 間 10分
【備考】
つきまわりの悪い浴、不純金属の多い浴から、ADー1:ADー2へ転換される場合には、弊社のニッケルメッキ用添加剤DXー11を御使用いただければ即時に改善されます。
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