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活性化剤

(金属用前処理剤)

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主な用途

ニッケル・クロムめっき用中間処理剤

特徴

ニッケル・クロム中間処理剤

活性化剤は浸漬するだけで、ニッケルメッキ表面の不活性(酸化皮膜形成)が原因でおこる、クロムめっきでのクモリ、カタの発生を解消するニッケル・クロム中間処理剤です。
クロムめっきへの悪影響はなく、人体にも安全です。


  • ニッケル・クロム間の水洗に少量添加するだけで効果を発揮します。
  • 持込によるクロムめっきへの悪影響は全くありません。
  • 活性化剤は人体に無害で、安全です。

特性

【処理工程および作業条件】

      
  • 処理工程
    Niめっき → 回収 → 水洗 → 活性化剤(無撹拌) → 水洗 → クロムめっき
  • 作業条件
    項  目使用範囲標  準
    濃度(V%)0.5~2%1%
    浴  温15~30℃20℃
    処理時間10~30秒25秒

【注意事項】

  • 補給はニッケルめっきの不活性状況で異なります。(1~3回/日)
  • 酸(Ni)の持込には注意してください。分解して効果が減少します。持込がはげしい場合は水洗改善と液更新が必要です。また、エアーによる撹拌も分解を引き起こします。
  • 活性化剤はバイポーラ等によるクモリ、密着不良には効果がありません。
  • 現場では不活性化改善のため多めに添加しがちですが、ニッケルめっき液の状況が判断しにくくなります。
    できるだけ、活性化剤は最低濃度で使用することをお勧めします。
  • 2%以上の添加は逆にニッケルめっき表面が侵食され、クロムめっきでクモリが発生することがあります。

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